猫の話し その1

ご存じの通り南房総暮らしでは、サブファミリーとして猫がよく登場します。

彼らを知ったのは、2008年のGW。
ちょうど元気が最期の戦いをしていて、私は元気と2人、東京に残り
旦那さんは女子部を連れて南房総に行って貰いました。
そんな中、旦那さんから電話で「うちの庭の囲いで、子猫を4匹連れた母猫が雨宿りをしている。どうしよう。。。」
といわれたのでした。
私はその時「我が家はそちらにはたまにしか行かないのだから、何も出来ないし放っておきな」と伝えました。

それから猫の存在は、何となくいるようないないような・・・
あずきが家の裏で猫に遭遇し引っかかれて血を流したり、犬たちが気配を感じたり・・・
その程度でやってきて、その秋
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隣のおうちの屋根で子猫を見つけ、ソーッと望遠で写真を撮ったのが始まりでした。
(これはトラとチビかな???)

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多分これが母猫ですね。
あずきが引っかかれたのはきっとこの子でしょう。

それから冬を迎え、いつの間にか育って立派になった3匹が我が家の庭に来るようになりました。
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1番最初にコンタクトを取ってきたのがこの子。
身体もみんなよりちょっと大きめで、しっぽも長くかっこよかったので
我が家では「ボス」と呼ぶことにしました。

そして1番小さくってフサフサ、何とも言えないほどのルックスの持ち主の「ちび」
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こちらが「トラ」
1匹だけ黄色い目、野良猫らしくそこまでなつくわけでもなく、でもなんだか控えめで上品な子。
どちらにしても3匹とも野良とは思えないほどきれいな子達でした。

海に面した小さな山に広がる別荘地。
きっとこの子達は東京でいう公園猫のように、別荘に永住している人などにご飯を貰い、
みんなの猫として生きている土地猫なんでしょうね。
出会ったときから悲壮感の欠片もないほど太ってましたからね^^;
それに元を正せば、こんなきれいな猫たち・・・
先祖は別荘地の人達のお忘れ物だったんじゃないかなぁって私は思うんです。
そして3匹はとても仲良くすくすく育ちました。
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それが変わりだしたのが、去年の夏頃
トラがくることがぐっと減り、きても警戒して周りをきょろきょろ。
ついには我が家の庭までは上がってこなくなり、そしていつの間にかこなくなってしまいました。
日記を読み返すと、最後の見たのが去年の秋頃になります。
その時の写真は、隣の屋根の上でトラに似ている子と2匹で写っているものなのですが、その子が現れることによってもしかしたら変わっていったのかも知れません。。。

最近いろいろな話を聞いたり調べたり・・・普通、猫は生まれて半年もすると、
雄は親猫などに縄張りを追われる形でそこからいなくなってちりじりに自分のエリアを持つものらしいです。
とはいえこの3匹は結構長いこと3匹仲良くやっていました。
でもトラは今思えば、ここから追われて新しい自分のエリアを見つけに行ったのかも知れませんね。
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トラ、元気でやっていますか・・・

それからもちびとボスは昔ほどではないですが、でも仲良くやっていました。
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それからまた1年近くの時が経ち・・・

正直言うと、どの子がかわいいかといわれたら・・・ちびかな?
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気安くってなつっこくってズーズーしくて^^;うちにもけっこう来てくれますし。
ちびはいればちらっとでも1日1度は来てくれます。
でもボスに関しては私は見かけなかったり。
元々ボスはわんこも好きではないし、多分日帰りでも旦那さんだけが1人で来ているときが好きなんだと思います。
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ちびはねぇ・・・
いつだって隙あらばワンコに混じって・・・という感じですから^^;

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これ、最近撮った写真ですけど、犬がいたってどこうとなんてしませんし、女子部ももうすっかりちびに関しては諦めてしまったようです。

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みみは元々大丈夫なんですけど、まだ子供なのでたまにちびにもじゃれついたりしっぽを噛んで引っ張ったり・・・
それでさえちびはまったく無視で、お腹を出しちゃったり・・・
私たちにとってはそんな気さくなかわいいちび。
でも実際は、子供の頃の小さくって弱々しいちびはいつの間にかいなくなり、気がついたときにはここのトップになっていたみたいなんです。。。

そんな中、異変に気がついたのは旦那さんでした。
ちょうど私が入院する少し前、なので6月だったと思うのですが、帰りがけに旦那さんがボソッと「最近ボスを見かけてないんだよね」と言ったんです。
あとで確認すると3週間くらい見かけてなかったらしく、旦那さんは週末2泊3日いれば、それまでならば最低1度はボスを見かけていたそうなんです。

とはいえ私自身は最近ではボスを見かけないことも珍しいことでもなく、何となくその前からボスは我が家を通り道にしている程度に変わった気がしていたので、あまり気にも留めませんでした。
そして7月最初の休み、もうすぐ入院の私は家で過ごしていると、1人で海に行った旦那さんから電話が入りました。
「みいちゃん、どうしよう!ボスの足がないんだよ!」
ビックリでした。
旦那さんの話では、一瞬誰だか分からないほどみすぼらしい猫が小さな声で鳴きながら来て
よく見るとそれはボスで、なおかつ左の後ろ足はなく血がにじんでいたそうです。
電話で旦那さんに捕獲して病院に連れて行くようにお願いしたのですが、野良猫を1人で捕獲することなんて出来るわけもなく、そして怪我のせいなのか一段と警戒心の強まったボスは、あっという間に逃げてしまったそうです。
それから旦那さんは別荘地をとにかくボスを捜しに駆け回ったそうですが、ボスを見つけることは出来ませんでした。

きっとボスはなにかで怪我をして、そして3・4週間、傷が癒えるまでジッと耐えていたのでしょう。
それから私も退院し、週末には出来る限り、金曜の夜から日曜の夜まで向こうにいて
休みが取れれば向こうで過ごし、ボスが来るのを待つことにしました。
でもボスは1ヶ月近く姿を見せませんでした。
1度、隣の屋根の上で足を引きずる猫の影を見たような気もしたのですが、それが定かかどうかは分かりません。

そして8月、夏休みの前の週末、やっとボスに会うことが出来ました。
我が家まで来てくれたのです。
本当にビックリしました。
あの強そうで丸顔のボスが、見る影もなくやせ細り・・・
ボスのために用意した、ミルクや抗生剤、ドライに缶詰、とにかくなんでも食べれればとあげ続けました。
でも痩せてしまったボスは食べたい気持ちはあるのに物が上手にのどを通らず
唯一喉を通るミルクをやっと飲み、少し飲むと止まってゲップをして、そしてまたまるで焦っているように急いでミルクを飲み・・・
それからお腹がいっぱいになって落ち着ついたボスを、旦那さんがその場で作った簡易の小屋に入れてあげました。
すると大人になってうちに滞在する事なんて全くなかったボスが、大人しく寝転がり、さわり続けて安心すると、死んだようにぐっすりと眠り続けました。
朝早く旦那さんが見ると、なんとボスは朝までその小屋の中で寝続け、そして寝たままウンをしていたくらいでした。
朝になり、私たちは病院に連れて行こうと、ボスを抱いて首輪をし、車に乗ったのですが、
やはりそこは野良猫、発進しようとしたら大暴れされてしまい、怪我をすると危ないので仕方なく放してしまいました。

それからは毎週、暇があれば千倉に行き、ボスにご飯をあげる日々が続きました。
写真は9月に入ってから、元気になってきてからのボスですが、以前とはまったく別猫のようです。
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に載せましたが、あのドラえもんのような丸顔がウソのようです。
ちなみに写真は我が家の庭ではありません。
我が家につづく下の道沿いです。
ボスやちびを観察していて、分かったことがありました。
ボスはこの身体になったのもあったのか、ちびに完璧負けてしまい、縄張りを追われているようでした。
いいえ、その前からかも知れませんね。
だからボスは我が家を通り道にしているだけで、このエリアに堂々と滞在できなくなっていたのかも知れません。
そしてちびは暇さえあればわざとのように、大きな声で鳴きながら我が家に来て、最近では滅多になかったのに、長く居座るようになってきました。
まるでボスを寄せ付けないようにしているようでした。

その理由にはもう1つ、あったんです。
この頃気がついたこと、それは子猫が生まれていたことでした。
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発情期も重なったんですね。
母猫は、隣のおうちの屋根にいた、トラ似の子です。

そして父親は・・・
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キジトラと言うよりはアメショのようで、ちび達のママに似てますね。

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こちらの子は毛足が長くふさふさしてます。

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真っ白のブルーアイ。

そしてこの子はまさしく・・・
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何をどう考えても、親はちびですね。。。

ここから猫のことはまったく分からない私たちは、いろいろなことをしました。
まずはうちまでなかなか上がって来れないボスが坂の途中に水が飲めるようにメダカを起き、暇さえあればそこに行って声をかけ、ボスを呼ぶようになりました。
気がつけばボスもそれを覚えたのか、車の音や私たちの気配でそこで待っているようになりました。

それからいけない平日に、少しでもボスが餌を食べれる可能性があるように自給器を庭の片隅に置き・・・
それが逆効果で結果的には↑の写真で分かるように、我が家に子猫たちが集まるようになってしまいました。
それでも下のボスがくるところにこの子達がお腹をすかせていかないならば・・・と思ったのですが、
めざといちびはいつの間にかボスの場所を偵察するようになり、ボスを捜しに下に行くとそこにはちびがいて鳴いたり見張っていたり、ついにはボスを襲うところを目撃してしまったり・・・ということもありました。
そこから我が家では、心を鬼にして自給器を外しました。
少しでもボス以外の猫がうちに来なくなり、ボスが来やすくなるようにと考えたからです。
急に状況が変わって戸惑う子猫たちはかわいそうでしたが、でもちびを見ればこの子達がどれだけこの土地でかわいがられているのかが分かります。
我が家で餌をあげなくても、くれるおうちはいっぱいあるでしょう。
でも1番つらかったのは、ちびを無視することです。
ちびは私たちの態度を知ってか知らずかとにかくうちに居座るようになり、家から出て行けば鳴いてお腹をだしアピールしたり、網戸を外側から引っ掻いたり・・・
元々デブでうちでご飯を食べることはそうなかったのですが、それでも1番うちに来てくれるちび。
そんなかわいいちびをかまってあげられない、無視しなくてはならないのがなによりつらかったですね。

でもこのままではボスは・・・と思い、ぐっとこらえてきました。
他にも私なりにいっぱい考え、たくさん相談しました。
ボスの里親募集のビラを作ったり、ネットの里親掲示板に書き込んだり・・・
それからボスが狙われるのは、男の子の匂いがするからだと思い、去勢の相談をしたり・・・
するのならちびも・・・と決めた頃に相談したボランティアさんに「1部だけを去勢をしたら、その子達だけそこに住めなくなる可能性がある・・・」と言われ断念し。。。
出来れば母猫を最優先にしたいのですが、我が家にくるのは元々ちびとボスだけ。
母猫に関しては野良気質が強く、まったくなつかない子です。
この子がいなければまた平穏な場所になるのか・・・?でも性別は分からないですが、子猫が4匹も生まれていて
また新たな争いが生まれるのは目に見えています。
本当は7匹全部を去勢・避妊したら1番いいのですが・・・
正直それくらいはする覚悟はあるんです。
かかわってしまったのは自分で、ボスを救ってあげたいですから。
でもちびとボス以外、捕獲する力がないのです。
もしもするのならばもっと南房総にいて、そしてまた餌をあげたりして、みんなをなつかせていかなければなりません。
正直、これから先猫たちに対してそんな責任をおうパワーも自信も、そして時間もないんです。
なによりまたボスのようなことが起こったら・・・7匹もの心配をする勇気が私にはありません。

それから時が経ち、私たちは出来る限り千倉で過ごし、ボスも日に日に元気になってきました。
実は9月にまるさんといった千倉では、帰りの日に雨足がひどくなり、そんな中最後のご飯を坂道まであげに行くと、びしょ濡れで鳴きながら足にすり寄って来たボスをそこに残していくことが出来ず、そのまま家まで連れて帰り、病院に入院させたこともありました。
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でも結果的にそれがボスの生きれるきっかけになった気がします。
病院で、足の傷をしっかり治して貰い、血液検査やその他諸々をお願いし、そしてなにより4日間、ゆっくり体力を温存させてあげることが出来ました。
それからはだいぶ太って行動力も出て、うち以外にも餌をもらえている気がしました。

それでも、いけない時間の心配は大変なもので、毎日のようにボスのことを考え、旦那さんと話し合い・・・
うちで飼おうって話も何度も出たんです。
はじめは野良だからかわいそうだって言っていた旦那さんも、だんだんそんな考えになってきたり。
でも現実問題無理でした。
我が家は東京と南房総の行ったり来たり生活。
だとしたらどちらかといえば長い東京で飼うのか?
そしてボスを置いて週末千倉に行くのか・・・?
おかしな話しです。
かといって基本週末しか行けない千倉で飼うことはもっと不可能です。
それに野良とはいえ、我が家ではほとんど面倒を見ていない子達。
別荘地では自分ちの子と思っている人もいるのかも知れません。
我が家は別荘地がある山の1部ではあるのですが、つながっている道が村の人達側なので、
別荘の組合にも入っておらず、まったくつきあいがないので誰ともお話をすることがないのです。

でもたまたまその時期、隣の人が植木の件で我が家に来て、初めてお話しする機会がありました。
ちょうどボスが怪我をしているのを発見して、それから見かけなくなった頃だったので、思い切って猫のことを聞いてみたんです。
お隣さんは自分のうちの子だとは言いませんでしたが、でも猫たちをかわいがり、個々に小屋まで置いているという話しでした。
そんな中、うちが飼うべきなのか・・・?
その後も1度、縄張り争いでうちを越えてお隣さんちまで行くことの出来なくなったボスのことを、相談したことがあったのです。
我が家は毎日餌をあげることが出来ないので、心のどこかで少しでも保護してくれればなぁって思ったのもあります。
でもやっぱり、来れば餌をあげるけれど、ノラちゃんだから・・・という感じでした。
別に意地悪でもなんでもなく、それもそれであり得る考え方なんだと思います。
餌をあげているのはうちもそうですし、お隣さんだけではないんでしょうから。
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長くなってしまったので、次に続きます。。。

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